Legal News

リーガルニュース

月2980円で無制限に相談ーー「Bizer」は士業の「単純労働」を奪う?

 

現在、ビジネスにITが絡まないことはほぼありえないが、それは士業の世界でも例外ではない。Legal Newsでは、今後法律に関連する新しいサービスについて積極的に紹介していきたいと考えている。

今回紹介するのは、株式会社ビズグラウンドが運営する士業クラウドソーシングサービス、「Bizer」だ。

 

 

クラウドソーシングとは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務を発注したり、受注者の募集を行うことができるWebサービスのことをいう。

「Bizer」は、税理士、弁理士、司法書士、行政書士などのサービスを月額2980円で受けることができる。相談回数は無制限だ。弁護士へのオンライン法律相談「LAW TALK」の30分あたりの相談料金と同じであり、割安感はより強い。

弁護士が「Bizer」のサービス対象に含まれていないのは、やはり弁護士法72条の影響だろう。

 

「Bizer」には依頼先の案内役となるコンシェルジュが存在し、ユーザーが相談内容を送ると、適切な士業に振り分けてくれる。そして、割り当てられた側からは、24時間以内に相談に対する回答が届くシステムであるが、最近ではほぼ1~2時間以内に届くようになっているといい、迅速なレスポンスが期待できる。

また、有料オプションで書類作成や手続きの代行などをそのまま依頼することも可能だ。

来年1月からは、あらかじめ入力した情報をもとに役所への提出書類を自動生成してくれる機能も搭載する予定だという。これは士業の書類作成業務を完全に代替するもので、仕事を奪われる可能性がある。

ビズグラウンド代表取締役の畠山友一氏は、(techcrunch 2014年6月30日のtechcrunchの記事で、

「書類作成はあくまで単純労働のようなもの。そういったものではなく、士業でないとできない付加価値のある仕事に集中できるようにしてほしい」と述べている。

法律書類の作成が「単純労働」と言えるかは、ケースによって異なるため、一概には言い切れないが、サービスの精度が上がってくればその領域も増えてくることになるだろう。

「Bizer」などのクラウドソーシングサービスによって、ITで代替できる法律業務は、数年後はオフラインで仕事になるかは怪しいということになるかもしれない。


 - サービス

  関連記事

Page top