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刑裁サイ太弁護士が「板倉宏博士傘寿祝賀論文集」をコミケで発売すると発表

 

刑裁サイ太弁護士のTwitterアイコン

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他称・ビジネス法務系スター弁護士である刑裁サイ太氏(@uwaaaa)が、自身のブログ「刑裁サイ太のゴ3ネタブログ」の中で、今月14日から始まるコミックマーケット88で「板倉宏博士傘寿祝賀論文集」を発売すると発表した。価格は100円。

刑裁サイ太氏は、ブログ記事の中で公開した「板倉宏博士傘寿祝賀論文集」のはしがきの中で、次のようにコメントしている。

「アレな回答をする人だなあ・・・」と常々思っていたが,コメントを見ているうちに「記者の勉強不足で要約不相当でアレな回答になっているのでは・・・?」と思うようになったものの,最終的には「記者の勉強不足を慮って分かりやすく説明できない自体がアレではないか」という結論に至った。

しかし、そんな板倉名誉教授のコメントを丁寧に分析して論じた文献は今のところないため、傘寿を勝手に祝って論文集を出すことにしたのだという。

 

板倉名誉教授は、主にスポーツ新聞が法律的解説を必要とする記事でコメンテーターとして起用する方であり、そのコメントが呼び起こすツッコミの数には定評がある。

今までの板倉名誉教授の解説の中でも、この記事には驚かされた。

山Pだけ書類送検 法律のプロは「窃盗、強盗が適当」

ジャニーズの山下智久さんが、路上でトラブルになった20代女性の携帯電話を奪って立ち去った行為が、器物損壊罪にあたるとして書類送検された事案なのだが、板倉名誉教授は次のようにコメントした。

 

 今回の事件について、法律のプロは首をかしげる。板倉宏日大名誉教授(刑法)は「器物損壊がおかしいとまでは言わないが、窃盗、または強盗が適当ではないか」と厳しい目を向ける。

山下が人の所有物を持ち逃げしたのだから「盗み=窃盗容疑」が適当というわけだ。そこに暴力的行為が加われば「強盗容疑」になる。受け止め方は人それぞれだろうが「物を壊した」のと「物を盗んだ」のでは世間に与えるイメージは大きく変わる。

「『物を持ち去ったけど、数日後に返したのだから、窃盗じゃありません』なんて甘いと思いますよ。それがまかり通れば、泥棒しても後で返したら誰でも罪に問われないことになる。警察は甘いと言わざるを得ない」と板倉教授は警察の姿勢に疑問符をつける。

 

まるでYahooニュースにつくコメントとして掲載されていても違和感がないほど、感情に満ち満ちたものである。

特に強盗罪(刑法236条1項)の「暴行又は脅迫」は、反抗を抑圧するに足りるものであることが必要なことは法学部生でも常識であり、ましてや刑法を専門とする研究者がこれを理解していないということはありえない。

なんら事実を考えずに、今回の事例で「強盗が適当」と本当に言ったのだろうか。取材が面倒になった記者が捏造したのではないかと疑うレベルだ。

他にも板倉名誉教授は色々と時事的問題について解説をしているのだが、そこはサイ太氏の作品で網羅されているのだと思う。「板倉宏博士傘寿祝賀論文集」、ぜひAmazonのKindle本での販売も希望したいところだ。


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