LEC東京リーガルマインドで長らく司法試験講座を担当していた工藤北斗講師が、新たに資格試験予備校「アガルートアカデミー」を立ち上げた。
【お知らせ】本日資格試験予備校アガルートアカデミーを開業致しました。ホームページはhttp://t.co/mXHkrHiezNになります。 アガルートアカデミーどうぞよろしくお願い申し上げます。 講師 工藤北斗/株式会社アガルート代表取締役 岩崎北斗
— 工藤北斗 (@kudou_hokuto) 2014, 12月 18
「3倍速インプット講座」などで圧倒的な人気を確立していたが、ファイナル公開模試の会社法で成立しない問題を出題するなど、運営に難を抱えていたLECについに愛想をつかしてしまったのだろうか。
「アガルートアカデミー」は、基本的にオンラインのみの受講形態となるようだ。
資格予備校だけでなく、他の教育コンテンツでもオンラインは完全に主流になってきている。
社会人を主なターゲットとしてビジネスから恋愛まで、あらゆるものを授業として提供する「schoo(スクー)」は、フェイスブックを通じて登録し、授業中に「発言」「質問」するシステムを整えている。
2012.5.9のthe bridgeの記事の中で、森社長は、「私達が目指す『コミュニケーションプラットフォーム』をより具体的に説明すると、仮想キャンパスを模したschoo WEB-campus上で、生中継の授業を見ながら、場所・性別・年齢・面識など全ての制限を超えて、ユーザ同士が実名で意見交換を楽しむことが出来る場所のことを指します。私達が重要視しているのはコンテンツを見るすることではなく、そのコンテンツを基にしたユーザのコミュニケーションをどのように作っていくか、です」と述べている。
実際、オンライン教育サービスで盲点となっているのはコミュニケーションコンテンツであると思う。オンラインというとついついコストカットになるという利点だけに目が行きがちだが、資格試験予備校も、後々はこのような形をとって、リアルな講義と変わらない臨場感をオンラインで提供することも十分可能だろう。
工藤先生は、ご自身のブログで「来年4月には弁理士試験講座のリリースを予定しており、来年中には(早ければ4月)行政書士試験講座のリリースもできると思います。司法試験講座も順次拡充していきます」と述べている。
今後の挑戦に注目したい。